激しいストレス対策

空腹のイライラは勘違い。空腹感への不安が錯覚を起こすだけ

投稿日:2017-03-03 更新日:

空腹のイライラは勘違い。空腹感への不安が錯覚を起こすだけ

え〜いつもはこれくらいじゃおなかが空かないのに……

1食抜いただけで突然襲ってくる空腹感。食べていない不安からか、食事を抜いた影響が強くおそってくる。

空腹を感じることでイライラしてしまう。そしてイライラするとさらにおなかが空くのだ……

ダイエットをしている人は、食事を抜くこともあるでしょう。

しかし1食抜くぐらいでは平気だって思ったのに、なぜかおなかが空いてイライラしてしまう。

空腹で感じるイライラを止めるにはどうしたらいいのでしょうか?

実際のところ適度な空腹はリラックスをもたらしてくれます。

ネガティブなイメージを捨てて、空腹感を楽しめれば、心は満たされるのです。

空腹でイライラしてしまった

ある日、出勤する際にお弁当を忘れてしまったときのツイートです。

昨日お弁当を忘れて、食事を取れませんでした。

「これくらいでお腹が空くなんて幻想」だとタカをくくっていましたが、意識しすぎたせいか、小腸の蠕動運動が鮮明になるような感覚がしました。

それは空腹感のような気がしました。空腹感は意識により強化されるんですね。

たかが1食抜く程度では、必要な栄養素は失われておらず、空腹を感じないと思っていました。

しかしいつも同じ時間に食事をするという習慣のせいでしょうか、昼食を抜いたことを意識してしまう。

結果として内臓が勝手に活動を始めたような気がして、空腹感を覚えてしまったんですね。

空腹感を覚えたことでイライラしてしまう。

そんなに肉体的にはつらくないはずなのに、なぜでしょうか?

空腹のイライラは勘違いじゃないか

そんな経験から空腹感について気になり調べてみると、ちょっと面白い一文がありました。

「空腹」時は、なにか物足りない感じはするが、心身ともにスッキリと軽くなる。それは、空腹になると、脳から快感ホルモンのβ−エンドルフィンが分泌され、さらに気持ちを安定させる脳波(アルファー波)が出現するからである。− 「空腹はなぜいいか?」石原結實

簡単な用語の解説
  • βーエンドルフィン ー 鈍い痛みを和らげる
  • アルファー波 ー リラックスしている時に多く見られる脳波

要約すると「空腹」のとき、その痛みはホルモンの働きにより和らぎ、さらに脳波により気持ちが安定するとのこと。

弁当を忘れて感じる空腹感は、意識(後悔や不安)が及ぼす影響が中心なんです。

つまり身体的には全く逆の作用が働いているのですから、イライラしてしまうのは勘違いとしかいいようがありません。

確かに鈍い痛みが空腹であることを意識させます。

しかしそれは杞憂な感覚で、本当はもっとハッピーな事が身体の中で起こっていると解釈すればいい。

イライラは欲求が満たされないことで起きる単なる錯覚であり、実際のところ適度な空腹によりリラックスしていいのです。

おなかが空いたと感じたら、リラックスしているんだなぁと思えれば、気が楽になりそうです。

まとめ

  • 食事の前、空腹になり、幸せを感じる
  • 食事で、満腹になり、幸せを感じる

食事を楽しみにしても、食事をとっても幸せを感じられる。

イライラも解消されるので、すばらしい気持ちでいられそうです。

僕は食事が大好きです。むしろ人生一番の楽しみは食事だと考えるほど。

生命維持活動に喜びを感じるのは当然のような気がするのです。

イライラする回数が減れば、大らかな気持ちになれる。

食事と精神は密接な関係性を持っているんですね。

お腹が空いたら、幸せを実感する。多くの人に"おすすめ"の習慣です。ぜひ試してください。

  • この記事を書いた人

やくしじ

産業カウンセラー。個人向けの心理カウンセリングと、少年院のキャリアカウンセリングをしています。すべての行動には目的がある。熱意・不安・焦り・イライラなどの制御できない溢れ出す思いを全人的に受容し、自己理解を支援する。単発的な傾聴のニーズや、継続カウンセリングを通しての自己変容や目標達成を支援します。ご依頼はお問い合わせへご連絡ください。詳しいプロフィールはこちら

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