心理学検定を攻略

【例題あり】心理学検定問題集の過去問を紹介。テストの模擬体験

投稿日:2019-05-14 更新日:

【例題あり】心理学検定問題集の過去問を紹介。テストの模擬体験

毎年8月に行われる心理学検定。どんなテストなんだろう。

過去問を使った勉強とかできるのだろうか?

どうせなら落ちたくないし……一度無料の問題で模擬体験してみたい。

受験者の声やブログを覗くと「高校生でも合格」とか「2年で特一級に合格」とか……

心理学検定はそれほど難関ではないのですが、どんな試験か分からなければ挑戦する気にならないですよね。

心理学検定の過去問ってどんなもの?

2017年度・2018年度の心理学検定公式問題集から、えりすぐりの体験問題を用意しました。

実際の試験と同じ20問・20分を体験すれば、試験の感じがよく分かりますよ。

履歴書にバッチリ書ける心理学検定を取得し、人の心理のエキスパートとしてビジネスシーンで活躍しましょう!

心理学検定の過去問と対策テキスト

テスト対策といえば過去問に取り組みたいですよね。

実のところ過去問は心理学検定の公式問題集しかないんです(筆者調べ)。

それも1領域あたり5問(合計50問)のみの掲載なので、過去問を用いた試験対策は現状のところあまりできないといえる。

しかし公式問題集には(過去問以外の)対策問題が充実しており、試験対策に十分効果を発揮します。

まだそれほど規模が大きくない心理学検定は、専用の参考書籍が公式テキストのみなんですが、それだけでも十分でしょう。

実際のところ僕(著者)は勉強に費やした大半の時間を、公式テキストにささげました。

それでも2度の心理学検定試験を受験しただけで特一級を取得する(一回で受けられるのは8領域なので、最短で合格できたということです)。

公式問題集は心理学検定の受験者にとって必須の参考テキストであることは確実でしょう。

試験に挑戦するなら必ず購入することをおすすめします。

むしろ、

公式テキスト3点セットは最低でもそろえておきたい

かなと僕は思っています。公式テキスト3点(計4冊)セットは以下。

多くの部分こそ共通していますが、各書の掲載情報はそれぞれ違うんです。

例えば基本キーワード集にない単語が、公式問題集で出題されている。

つまりテスト範囲をカバーするために、3点を全て用意したほうが得策ですよね。

実際に心理学検定の過去問を問く

では実際に心理学検定の過去問を問いてみましょう。

今回用意する例題はすでに古くなった2冊のテキストを使います。

公式テキストはそれぞれ1年前の過去問を掲載している(2017年度版は、2016年度の問題)。

実のところ慣れていない人にとっては苦行と言えるほど、心理学検定には難しい問題が並びます

文章表現も少々ややこしく、慣れておかないと問題を読み解くもの一苦労でしょう。

また試験本番は一領域20問を、20分で解く必要がある。

私が参加した試験でも、時間がたりずに困っている人が多くいたように思えました。

試験合格の最低条件として、とにかく全問回答できる力がほしいですね。

では試験問題を問いてみましょう。参考までに20分を自分で計測してみるとよい。

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各領域から2問ずつ出題をしています。

分からなくても取り組むことがすばらしい体験になりますよ。

第一問「A領域:原理・研究法・歴史」

次の文中の空欄(A)に当てはまる語句として最も妥当なものはどれか。

直接観測できない仮説的構成概念は(A)に該当する。例えば、質問紙の「歩くのが速いといわれる」「渋滞や信号で待たされるといらいらする」「待ち合わせの時間に人が遅れてくるのは許せない」などの質問項目から得られた得点のそれぞれは測定変数であるが、これを合計して「せっかち度」という1つの変数に変換すると、これは(A)となる。

  1. 潜在変数
  2. 従属変数
  3. 媒介変数
  4. 説明変数

心理学検定 公式問題集 2017年度:6P

第二問「A領域:原理・研究法・歴史」

アドラー(Adler, A.)の心理学の故障として妥当なものは、次のうちどれか。

  1. 学習心理学
  2. 個人心理学
  3. 人間性心理学
  4. 分析心理学

心理学検定 公式問題集 2018年度:7P

第三問「A領域:学習・認知・知覚」

レスポンデント条件づけとオペラント条件づけの異同について、正しく述べているものはどれか。

  1. 両条件づけの反応は自発される。
  2. レスポンデント条件づけでは電撃、オペラント条件づけでは食物が使用される。
  3. オペラント条件付けでは般化が生じるが、レスポンデント条件づけでは生じない。
  4. 部分強化された方が消去抵抗が高い部分強化効果は、両条件付で生じる

心理学検定 公式問題集 2017年度:8P

第四問「A領域:学習・認知・知覚」

ある考えが正しいかどうかを判断する際に、その考えとは合致しないことは無視し、考えと合致することのみ取り上げて判断してしまう傾向を指す用語として最も妥当なものはどれか。

  1. 反応バイアス
  2. 確証バイアス
  3. 後知恵バイアス
  4. 正常性バイアス

心理学検定 公式問題集 2018年度:8P

第五問「A領域:発達・教育」

発達に関する以下の記述のうち、最も妥当なものはどれか

  1. Portmann, A.によれば、ヒトなどの哺乳類は就巣性に分類される。
  2. 発達の相互作用説を裏付ける研究としては、アルバート坊やの実験などがある。
  3. ハイイロガンの刷り込み(インプリンティング)など、特定の学習が成立するための限られた時期のことを、発達の最接近領域と呼ぶ
  4. 発現に必要な水準を上回る環境刺激が与えられればその特徴は発現するが、必要な水準に達しない場合は、発現することはないとする説を、環境閾値説と呼ぶ

心理学検定 公式問題集 2017年度:10P

第六問「A領域:発達・教育」

スタンフォード・ビネー式知能検査において、最もIQが高くなる生活年齢と精神年齢の組み合わせはどれか。

  1. 生活年齢2歳1カ月・精神年齢3歳2カ月
  2. 生活年齢3歳8カ月・精神年齢3歳7カ月
  3. 生活年齢4歳2カ月・精神年齢6歳3カ月
  4. 生活年齢5歳0カ月・精神年齢7歳0カ月

心理学検定 公式問題集 2018年度:11P

第七問「A領域:社会・感情・性格」

たとえ根拠のない期待であっても、ある期待を持ち・それに沿ってふるまった結果、期待が現実となることがある。このような減少にあてはまる用語として、適切でないものはどれか。

  1. ピグマリオン効果
  2. 過剰な正当化
  3. 予言の自己成就(自己成就予言)
  4. 実験者効果

心理学検定 公式問題集 2017年度:12P

第八問「A領域:社会・感情・性格」

シフネオス(Sifneos, P. E.)が提唱し、感情やそれに伴う身体感覚を区別することを困難とする特徴を持つ障害として、最も妥当なものはどれか。

  • アゴラフォービア
  • 多動性障害
  • アレキシサイミア
  • 心的外傷後ストレス障害

心理学検定 公式問題集 2018年度:12P

第九問「A領域:臨床・障害」

Rogers, C. R. はカウンセラーの必要条件として、三つの態度条件を提示している。三つの態度条件として誤っているものはどれか。

  1. 無条件の肯定的関心
  2. 一致あるいは純粋性
  3. 共感的理解
  4. 感情の反射

心理学検定 公式問題集 2017年度:14P

第十問「A領域:臨床・障害」

DSM-5において、境界性パーソナリティ障害の診断基準に含まれないものはどれか。

  1. 現実に、または想像の中で、見捨てられることを避けようとするなりふりかまわない努力。
  2. 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難。
  3. 自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し。
  4. 道徳、倫理、または価値観についての事柄に、過度に誠実で良心的かつ融通がきかない。

心理学検定 公式問題集 2018年度:14P

第十一問「B領域:神経・生理」

神経伝達物質に関する説明として適切なものはどれか。

  1. ノルアドレナリンの選択的取り込み剤は主に認知症治療に用いられる。
  2. グルタミン酸は興奮性の神経伝達物質である。
  3. コカインはセロトニンの再取り込みを阻害することで強い快をもたらす。
  4. アセチルコリンエステラーはアセチルコリンの前駆物質である。

心理学検定 公式問題集 2017年度:16P

第十二問「B領域:神経・生理」

ヒトの感覚系に関する記述として、最も適切でないものはどれか

  1. 嗅覚情報は、嗅上皮にある嗅覚受容体にニオイ分子が結合してから脳内に伝わる。
  2. すべての感覚系の情報は、まず視床を介してそれぞれの領野に振り分けられる。
  3. 視覚系と聴覚系信号がそれぞれの一次野に入力される時間的タイミングは異なる。
  4. 「辛さ」は味覚ではなく、カプサイシン受容体を介した痛覚である。

心理学検定 公式問題集 2018年度:17P

第十三問「B領域:統計・測定・評価」

統計的仮説検定において、帰無仮説が正しいときに、検定統計量がその実現値以上の値をとる確率を意味する語として、最も妥当なものはどれか。

  1. 臨界値
  2. 有意水準
  3. P値
  4. 検定力

心理学検定 公式問題集 2017年度:18P

第十四問「B領域:統計・測定・評価」

51名の研究参加者に対してxとyという2つの変数を測定したところ、図1のような散布図になり、基本統計量は表1のようになった。散布図にプロットされている各点は1人分のデータを表し、点に重複はなく、破線は、xとyそれぞれの平均値を表している。yをxに回帰したときの回帰直線として、最も妥当なものはどれか。

図1と表1

図1と表1

選択肢

心理学検定 公式問題集 2018年度:18P

第十五問「B領域:産業・組織」

人間工学に関することで最も適切でないものは、次のうちどれか。

  1. Ergonomicsは、作業(Work)を意味するergonとnomos(法則)、ics(学)を組み合わせたものである。
  2. Ergonomicsという表現は主に米国で使用され、ヨーロッパではhuman engineeringと呼ばれる。
  3. Ergonomicsは、労働の法則、労働科学を意味する。
  4. 日本で人間工学という言葉が使用されたのは能率心理学の分野からである。

心理学検定 公式問題集 2017年度:20P

第十六問「B領域:産業・組織」

将来就くことが予想される職位に対する職務遂行能力や適性を、評価の専門家が評価することを指す用語として最も適切なのは、次のうちどれか。

  1. 二重考課
  2. 多面考課
  3. アセスメント・センター方式
  4. コンピテンシー

心理学検定 公式問題集 2018年度:21P

第十七問「B領域:健康・福祉」

医療従事者のメンタルヘルスにおいて、他の業種と比べて発症率が高く、最も気をつけなくてはならないものはどれか。

  1. 空の巣症候群
  2. 燃え尽き症候群
  3. アイデンティティ拡散症候群
  4. ロコモティブ症候群

心理学検定 公式問題集 2017年度:22P

第十八問「B領域:健康・福祉」

精神障害者福祉手帳に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 障害の審査は、市町村の精神保健福祉センターにおいて行われる
  2. 手帳の交付を受けるためには、その精神疾患による初診から3ヶ月以上経過していることが必要である。
  3. 手帳の有効期限は5年である。
  4. 手帳の所持により所得税・住民税の障害者控除を受けることができる。

心理学検定 公式問題集 2018年度:23P

第十九問「B領域:犯罪・非行」

犯罪者の人間特性の中で、衝動性、つまり先のことを考えずに即座に欲求充足をはかる傾向に注目する研究者がいる。この人格特性を低自己統制というが,Grasmick, H. G.らの作成した2次元の低自己統制尺度に含まれる因子の組み合わせで正しいものはどれか。

  1. 功利主義と自然主義
  2. 猜疑主義と秘密主義
  3. 刹那主義と利己主義
  4. 規範主義と逸脱主義

心理学検定 公式問題集 2017年度:24P

第二十問「B領域:犯罪・非行」

少年院は少年の年齢や犯罪傾向の程度及び心身の状態に応じて設置されているが、「保護処分の執行を受けるものであって、心身に著しい障害のあるおおむね12歳以上26歳未満の者を収容する」のは次のうちどれか。

  1. 第1種少年院
  2. 第2種少年院
  3. 第3種少年院
  4. 第4種少年院

心理学検定 公式問題集 2018年度:24P

答えはこちら:心理学検定過去問:答えのページ

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心理学検定の過去問を安く買う方法

公式問題集は毎年新しいバージョンが発売されています。

基本的には最新版を購入するのが最適だと考えられますよね。

ただし節約をしたいと考えるなら、過去の問題集の古本が、約半額の値段で購入できます

私の知っているかぎり(2017〜2019年度版)問題集に掲載されている過去問は毎年新しくなっている。

その一方でごく一部(犯罪白書に関連する問題など)を除き、対策問題は毎年おなじ問題が掲載されているんです。

つまり最新の過去問にこだわらなければ、安い古本で十分でしょう。

私が確認しているかぎり2017年度版までの問題集は、十分実用的だと判断できます。

心理学検定過去問題集はこちら

もちろん最新版を購入すれば間違いはないですよね。

つまり一番オススメはこちらです。

おさらい

出回っている心理学検定の過去問は、公式問題集しかありません。

まずは公式問題集を準備してテスト対策に励みたいですね。

それ以外に公式から出ているテキスト3点に試験範囲は散らばっているので、バランスよく勉強したいものです。

もし問題集の内容がまったく理解できないようなら、心理学の基礎を学んだほうがいいかもしれません。

基礎を学べば未知の内容に推測が働くようになるので、試験対策が楽になるでしょう(基礎の書は下のリンクの3番)。

  • この記事を書いた人

やくしじ

自己成長を支援するブロガー&カウンセラー。心理学検定特一級。アル中で夢を断念し引きこもる。しかし教育の仕事で社会復帰して貢献の喜びを知り復活。主体的な考えを育む・努力を味方にする・性格の悩みを解消するなどの支援を提供中です。期間限定で相談無料。気軽にDMしてね!自分自身と社会に向き合い、素敵な未来を育む人と出会いたい。 詳しいプロフィールはこちら

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