貧乏でも人生を楽しみたいですよね。楽しむことは、心と体に良い影響があるのです。
しかし、貧乏なことで自分にかかるストレスはとても重たいので、苦しむ人も大勢います。
では、具体的に貧乏を楽しく過ごすためには、どうすればよいのでしょうか?
貧乏を楽しむ方法〜お金を使わず幸せに
貧乏でも、お金を使わずに楽しくなる。お金を使わないってところがミソですね。
その基本的な考え方を、考え方と行動の両面から知りましょう。
幸福感にお金が必要ないって知ってた?
「楽しい」と「幸せ」を感じませんか?
人は脳の神経伝達物質(ドーパミンやセロトニンなど)の働きで起きた快感情を、その時の状況によって「楽しい」や「幸せ」に解釈を割り振るのです。つまり、「楽しい」と「幸せ」は似たような感情なのです。
「幸せはお金では買えない」とよく聞きます。
「幸せはお金で買える!」と主張する人もいるでしょう。
しかし、私も幸せとお金に因果関係は無いように思います。
- 幸せをお金で買う一例
- 好きなドーナツを買って、好きなだけ食べる
- ずっと気になっていた洋服が買えた
- 憧れていた車を買って、初乗りドライブに出かけた
- 夢の億ションを購入し、セレブな生活をおくる
など、お金で買えるものに対する欲求はたくさんあります。しかし、それを満たしただけでは、幸せが訪れていない事にお気づきですか?
- 好きなドーナツを買って、好きなだけ食べただけ
- ずっと気になっていた洋服が買えただけ
- 憧れていた車を買って、初乗りドライブに出かけただけ
- 夢の億ションを購入し、セレブな生活をおくるだけ
というように、お金を使った消費活動というのは、行動の一環なのです。そこに幸せとお金の因果関係はありません。
しかし、このように考えるとどうでしょう。
- 前日の夜、好きなドーナツを食べたいな、と考えて明日の予定を立てる。
- その時にわくわくして、幸せな気分になる
- 翌日、好きなドーナツを買って、好きなだけ食べる
- ドーナツが期待通りにおいしくて、とてもうれしく感じ、同時に「幸せだなぁ」と感じる
このように、商品を買うことにより幸せを感じるのではなく、その過程で生じた感情が、幸せに結びついています。
このことから、お金と幸せに因果関係が無いことがわかります。お金をかけずに幸せを感じる方法を知れば、お金をかけずに楽しさを感じられるのです。
無駄な消費をせずに、楽しさを見つけられたら良いですね。
そのためには、「メタ認知」を意識して自分の「心のありよう」を知りましょう。
なにをすればお金をかけずに楽しさを感じるのか理解して、実践しましょう。
- お金を使わずに楽しさを見つけられる人は偉い
楽しさを感じるトレーニング
日本は楽しいことがいっぱいある、とても豊かな国です。それはそれですばらしいな〜と、しみじみ感じます。
しかし、企業がこぞって娯楽、快楽を追求するあまり、この世には刺激物があふれすぎています(ゲーム・漫画・映画・仮装パーティ・スポーツ観戦・コンビニスイーツなど数え切れません)。
刺激物を用いた快感の体験は強力です。本来、人間は少しの快感で楽しさを感じられます。しかし、現代は刺激的なことがないと、快楽を得ないのです。
そこで、楽しさを感じる具体的なトレーニングです。とても簡単でおすすめなので、一度実践してください。
- 情報を遮断し、目を閉じゆっくりと食事をすること
私は、「食事とは、人間の欲求の中で最も根本的で単純な快楽の一つ」と考えます。
物が少なかった時代、誰もが食事を大切にしていました。そして現代、人は普段の食事に対して、楽しむことをないがしろにしている傾向があります。
それは、新しい生き方と考えられるので否定をするつもりはありません。
しかし、現代の状況で「食事で楽しさを感じられない」のは、「刺激物に依存して快楽を得る」ということではないのでしょうか?
もし、あなたが、小さな幸せや楽しさを感じたい。そして、刺激物への無駄な消費をやめたいのなら、以下の食事習慣を試してください。
- 楽しさを感じる食事トレーニング
- テレビなどを消し、「〜しながら」食事をしない
- 食卓を片付ける
- 数口食べたら箸(やスプーンなど)を置き、口の中が空になるまで箸を持たない
- 目を閉じ、よくかみながら味覚に集中し、味の全容を確かめる
これは食物の奥深い味わいがよくわかる方法です(特に隠された甘みを感じます)。
時間をかけて味わうと、なんだか”うまみ”(甘み)が愛おしく感じます。「おいしいな〜」って思うのです。
実は、良いレストランでお金の分だけもとを取ろう!と思って、がんばって味わう、それを毎回しているだけなのですが。
ちなみに、食事を楽しむ雰囲気作りが重要なので、添え物としての音楽や映像は効果的な場合があります。
「一気に4つ全部できない」という人は、1つずつでも良いので、試してみてください。それだけでも効果がでますよ。
- 食事を大切にし、幸せ感受性を高める
まとめ
この考えは、お金がなくて不幸を感じる人向けにお伝えしたつもりです。しかし、現代社会に生きる人全員に知ってもらいたいことでもあります。
現代社会は、人々が嗜癖(しへき、物質に依存すること)を持つように、さまざまな依存物質がはびこっています。
それは、新たな消費を生んでいます。そして、お金の流れが良くなります。しかし、人々はそんな主体的ではない価値に没頭することで、多大な疲労を感じているのです。
嗜癖を止め、人々の知恵と健康で生産性の高い社会を創り出せば、嗜癖に頼らない経済は可能なのではないでしょうか。
もし、お金の流通が減ったとしても、人々が幸せを感受する能力が高まる。人々の総体としての社会も、幸せになると思います。
また、今回の考えがうまく実践できない場合でも辛くならないように、次回のお話を用意しています。そちらもご覧ください。